日本酒のはじまりとこれから

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日本酒のはじまり

日本人の主食である米を原料に造られた醸造酒が「日本酒」です。日本酒はおよそ2000年もの昔から存在し、もともとは神に捧げる飲み物として造られていました。

日本酒の歴史を紐解くと、稲作が定着した弥生時代にさかのぼります。当時は、加熱した穀物を口でよく噛み、空気中の酵母菌によって発酵させていました。これを口噛みといい、この作業をできるのは巫女のみです。つまり酒は神事のためのものだったのです。

米麹による醸造法が普及するのは奈良時代です。平安中期以降には、それまでの粘度が高い酒とは違う、さらりとした酒になりました。そして室町時代になると、麹と掛け米とともに白米を使う「南都諸白(なんともろはく)」が誕生し、近代清酒造りの基盤が確立されました。さらに江戸時代に、火入れ(低温殺菌)やアルコール添加など醸造技術が高まりました。

明治以降、国立の醸造試験所が開設され、化学理論が酒造りに不可欠となり、大正から昭和初期には精米機の発明、酵母の純粋培養など、技術革新が相次ぎました。

現在は、さらに技術や機械も進化していますが、日本酒の肝は機械任せにはできない複雑な工程にあります。長年培ってきた酒造りの職人たちの技とセンスが不可欠です。

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日本酒のこれから

日本酒は今危機に瀕しています。酒類全体に占める日本酒の消費量の割合は約7%にまで落ち込み、1955年に4000以上あった蔵元は半分以下に減りました。

日本酒は、わかりにくい、飲みつらい、年よりくさいといわれ、日本酒の需要は減る一方です。若い人たちの「日本酒離れ」がささやかれています。

ワインのボトル1本を空けるのは簡単でも、日本酒は4合も飲めば『もう十分』となりますよね。なぜでしょう?日本酒は酸味が少ないので飽きてしまうのです。だから、もう少し酸味を強くした日本酒を造るという試みもされているようです。

また、世界的に見ると日本酒のアルコール度数は少し高いので、12~13度でうまい日本酒を造っている蔵元もあります。

若い造り手も増え、チャレンジしてみようという蔵元も着実に増えてきています。もし海外の有名人がおいしそうに日本酒を飲んでいたら、若い人もあらためて日本酒に目を向けてくれるのではないでしょうか。

日本酒にはガン細胞を抑制する、糖尿病や高血圧を予防するなどのさまざまな健康効果があるといわれています。さらに血行を良くし、代謝を促す作用もあり、リラックス効果やストレス解消にも役立ちます。日本酒は今も昔も日本人に活力を与えてくれている、体に優しいお酒なのです。

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